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久しぶりにはてなブログにログインすると過去の気持ち悪い記事が目に入ったのでいくつか削除しました。えらい
2017年も終わりを迎えます。今年も色々とあったようで、特に変わり映えしないような一年だったような気がします。よくわかりません。
社会の理不尽さとやらを目の当たりにする機会が増えました。実際にそれが僕に襲いかかってきたとき、どうやって対処するんでしょうね?未来の僕に期待です
大学生まではよく周りと違う自分であろうと意識していました。いまはもうそんな気もたいして起きずいかに環境に溶け込むか、その考え一辺倒な気がします。少し大人になれたのかなと思います。
私生活においては、好きと言って受け入れてくれる存在が現れました。嬉しいなあと思う反面、嫌いになられたりしたときのことを考えると悲しい気分になり落ち込みます。面倒臭い性格ですね。
来年も特に目標も立てず、ふらふらーと生きたいです。目標を立てるのは大事!ってのは分かるんですが、結果に一喜一憂するのも、特に「憂」の要素が多かったら、とても疲れそうなので。ただでさえ僕は色々と考えすぎてしまうので、その機会は減らせるなら減らしたほうがいいと思うのです。
今回はこのあたりで
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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くっそ寒い雪のなか『この世界の片隅に』を見てきました。
映画は感動的な作品でした。感動せざるを得ないと言ったほうが正確なのかもしれません。今回は、「戦争作品に向き合う私たち」というのをテーマに(途中であちこち寄り道するかもしれませんが)、少し書いてみたいと思います。
私たちは小さい頃から戦争をいけないものだと教え続けられました。戦争は悲惨なもの、人を悲しませるもの、かけがえのない命が失われるもの。小学校の頃、夏休み中に原爆で被災し、皮膚が焼けただれたり原爆症の症状が身体に表れた患者の写真や映像を学校で見せられた覚えがあります。とても恐ろしく、中には泣いている生徒もいました。
中学や高校に上がっても、教育は続きます。映画や書籍を用いて、より効果的に、私たちは戦争に対する嫌悪感、憎しみ、恐ろしさを募らせていきます。学校の外でも、戦前から生きている祖父母の話を聞いたり、8月になると終戦から何十年というニュースや特番を見てきました。
そうやって戦争に対する教育を腐るほど施されてきた私たちには、戦争を題材にした作品、とりわけ第二次世界大戦中に生きた人たちの境遇を描いた作品に対して、“感動せざるを得ない”という精神構造をしているのだと思います。
戦争に対してなにも感じない心や、茶化すという行為は直ちに矯正されます。私たちは、半ば無理矢理にでも、「戦争はいけないと思った」「人が死ぬのはダメだと思った」という感想を道徳の授業で書かされてきました。
なにかの本で読んだのか、誰かが言っていたのか忘れましたが、人間はタブーとされているものに触れるのがこの上なく好きなようです。忌避すべきものの最上級に位置するであろう戦争、これを真っ正面から描いた作品がそんな私たちの心を揺り動かさないわけがないというのが、僕がなんとなーく考えたことです。冒頭で、感動せざるを得ないと書いたのはそのためです。
もちろん、戦争を題材にした作品でも駄作はたくさんあると思います。ただ、他のテーマよりはやはり関心を惹くとは思うし、良い意味でも悪い意味でも、観客の心を動かす作品になりやすいのではと思いました。同様のことが、今年の作品で言うと、いじめや障害者というタブー視されやすいテーマを描いた『聲の形』にも言えるかもしれませんね。
私たちはこれからも教育を施され続けられるし、そういった作品に対して感動し続けるのでしょう。それゆえに、もしこの手の作品に素直に拍手できない人間になってしまったら、自分の人間性や思想に疑念の目を向け、矯正し、社会に溶け込む努力が必要になるのかもしれません。僕は今回の映画を見てまだ大丈夫だというエビデンスを得られたので、この世界の片隅で生きていても許される存在なのだと、ホッと胸を撫で下ろしています。
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新幹線に乗っていて暇なので久しぶりにブログでも書く。
最近映画をよく見に行っている。と言ってもせいぜい月に1回程度だが。
このまえ新宿のシネマカリテという劇場で『PK』という作品を見た。普段TOHOシネマばかりで観ているので小さな劇場で見るのは新鮮な気分だった。肝心の作品もなかなかに面白くていいリフレッシュになった。
ところで、私は近頃、映画を見に行く際に必ずと言っていいほど事前にレビューサイトを覗いてから向かう。おおむね評価が3.5くらいないと、原作既読だとかキャストが好きだとかいう理由がない限り、観に行こうという気にならない。
作品に対してこうした態度を取るのはなんというか“不誠実”な気がするが、一方で、同額を支払うのならばどうせならいい作品に触れたいと思うのは当然ではないか、という思いがある。
私は同級生たちと話していて、自分がいわゆる“名作”や“名曲”のようなものを全然知らないことに気づいた。たしかに、思い返してみれば私は週刊少年ジャンプすら買ったことがないので、ワンピースもドラゴンボールも分からないし、曲もあんまり聴かないので流行りのJ-POPも分からない。そういったところで会話の機会を多く逃してきたのがいまとなっては勿体ないなと感じた。
同様に、自分の“遊び”に関してもとても保守的(という表現が正しいのか分からないが)だと感じた。休日の遊びといえばせいぜい一人で新宿御苑をウロウロして『言の葉の庭』を思い出してニヤニヤするくらい…いかにもオタクが的な楽しみしかない。
ところで、根暗オタクは迫害される。これは疑いようのない真実だと思っている。皆さんも自分や身の回りの人間を見てそう感じないだろうか?
最近、Twitterなどでオタクの立場が向上しているような錯覚に陥っている人間がいるが、彼らはオタクの皮を被った、“ただの一般人”だ。
根の暗いオタクは、大人数のオフ会を企画しないし、アニメキャラクターのプリントされたTシャツを着てイベントに参加しないし、学園祭で訳のわからない出し物をしてワイワイしない。彼らはアニメや漫画を利用して、友達や彼氏彼女をつくり楽しんでいる“”一般の方”なのである。
そういった発見から、最近はより良い作品に触れてオタク的感性をある程度捨てて、まともな感性を磨きたいという思いが強くなってきている。映画や曲だけでなく、小説や絵画にもたくさん触れたい……。
また、出来るだけオタクっぽくないことをしたいと思っている。迫害はやはり受けたくないから。誰だってそうだ。
私は海外旅行にも行ってやるし見た目にも気を付けてやるし風俗にも行ってやるし渋谷のクラブにも定期的に行ってやる。「なにもしないのが一番よくない」というのはこれまでの経験で身をもって知ることのできた真実だ。
余裕のある時間が残り少ないなかでどれだけ出来るかは分からないし、私のこれまでの経験上だいたいなにも出来ずに終わってしまうが、やれることだけでもやりたいし、やり続けたい。根暗オタク的感性はいつかきっと社会に潰される。社会なんかに負けたくない。
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「聲の形」を見てきました。先週末に見たのですが感想を書くの忘れてました
取り扱うテーマが重いだけに心に来るシーンが多かったです。ヒロインの演技がすごいと思った(こなみ)
客層は「君の名は。」とはうって変わってオタクっぽい学生が多かったですね。あっちは爺婆や子ども連れもたくさんいてビビりましたが
原作と内容を多少変えているという話を聞いたので、そちらも読んでみたいと思いました。TSUTAYAあたりで借りてきてぼちぼち読みすすめたいと思います
今年の夏はシン・ゴジラに始まりアニメ2作品と面白い映画がたくさんあって充実しましたね。そのせいで冬に公開予定の虐殺器官のハードルが僕のなかでグングン上がってしまっているのですが、果たしてどうなることやら…
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クリエイティブなことがしたかったので、見よう見まねで初めて作曲をしてみました
「作りながら覚える 3日で作曲入門」
この本をサクッと1日で読んで作ってみました。4年生の暇オタクなので無限に時間があったのです。
完成した曲はsound cloudにアップしました。良かったら聴いてください。
なんとか作り上げられて良かったです。大体こういうのは完成させる前に飽きて「もうやらねぇ!」ってなる性格の人間なのですが、今回はがんばることができました。
以下、反省点というかもっと質を高めるためのメモ(自分用)
・音量のいじり方を覚える
・velocityの設定をもっと有効に使えそう
・繰り返しを意識する
・ドラムが淡白なのでもう少しいじりたい
・ある程度テーマを決めてから音を作りたい
・隙間が多い気がするので音を詰め込みたい
・もっと低音部だしたい
・2拍3連のところもっとかっこよくしたい
・すきなコード進行を見つける
・転調したい
・セブンスとかナインスもっと使いたい
・はやく操作をおぼえよう
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「君の名は。」を観てきました。その感想になります。
いい作品だと思いました。期待と不安で半々でしたが、見事にハードルを乗り越えてくれました。
内容は単純な話なので僕みたいな頭の悪いオタクにも分かりやすかったですね。そもそも今回の作品は万人受けを狙ったもの(と僕は思ってるのですが)っぽいので、王道な感じのストーリーでした。
前作「言の葉の庭」のキャラがはじめの方にチラッと出てましたよね。ヒロインの古典の先生。こういうサービスはとても好きなので、(おっ…!)と思いました。
それにしても、神木隆之介くんは演技がうまくなりましたね。正直サマウォと同じような感じでやられたらぶちギレ必至だったのですが、すごく自然(アニメの芝居にたいして自然という表現は褒め言葉になるのでしょうか…?)で良かったです。ヒロインの女の子も素敵でした。
一方で、気になった点もいくつかあります。まず全体的にあっさりしていたかなという印象があります。ヒロインの家系であったり交友関係であったり、そのあたりの話はもう少し広げられそうだなあと思いました。あくまでも主人公とヒロインの二人の話なので、そこを広げてもなあ…とも、自分で言っておきながら思うのですが。
また、劇中の曲に関してです。いい感じに盛り上がるシーンで何回もRADWIMPSを聴かされたのですが、これがなんというか「ほらここで感動しろよ」と言われているようで、なんだかなあと感じました。ただ、これは他の作品でもよく用いられる技法だとは思いますし、それに出くわす度に「なんかなあ」と思っているので、ただの好みの問題だと思います。RADじゃなくてBUMPだったら泣いてたかもしれません、そんなことないか。
あと、僕は新海誠の作品は前作「言の葉の庭」と「ef」のオープニング映像とたまにやってる(やってた?)テレビCMくらいしかまともに見てないのですが、今回の作品はあんまり艶々キラキラしてなかったような気がしました。キャラデザの影響なのか、作品の雰囲気に合わせたのか分かりませんが、彼の作品はウザったいほどキラキラしてるという強い印象がありました。
何はともあれ、見に行って良かったなあと思いました。隣のお姉さん二人が放映中ことあるごとにキャッキャ笑っていて、最後の方は鼻をすすっていて感受性が高いなあと思いました。いいですよねえ感受性。そういえば、観客はほぼ僕と同じ年代の方々ばかりでした。オタク!w って感じの人はほとんどいなかったので、そういう客層に紛れてアニメを見てるのになにか違和感を感じました。嘘です、特になんとも思いませんでした。
それはそうといい加減に秒速5センチメートルを見ないといけませんね、5~6年前からずっと思ってるのですが。社会人になってから見ると取り返しがつかない事態になりそうなので、なんとか学生のうちに見たいです。